学校片づけアドバイザーの伊藤寛子です。30年以上の教員生活を経て整理収納のプロへ。その目で「狭い、使いにくい、何とかしたい」という学校の環境改善に取り組んでいます。「片づけでゆとりを」。学校で働く教職員が安全で快適で効率よく仕事ができることは、子どもたちのためになると信じています。
『学校の片づけ術』、おかげさまで知り合いの整理収納アドバイザーの方にたくさん買っていただき、感謝です。
今まで関わってきた学校の校長先生、教員、事務職員、技術員の方には、この本に写真を提供していただいたお礼にと、献本しました。
ここからもっとたくさんの学校に広まっていくとうれしいですね。
なんと、「お子さんの学校の先生にプレゼントします」と言ってくださる方もいて、うれしい限りです。
片づけは思っているだけでは片づかない。実行しなくてはならないのですが、どこから?なにから?どのように?・・・それが分からないから進まないんです。
特に今、学年末の大変忙しい時期。その忙しさを経験しているから分かります。
子どもたちに成績表を渡し、ホッとするのも束の間、教室に残った物を処分したりまとめたり。次の人のために空っぽにして掃除して、明け渡さなければなりません。
だから、教具室や特別教室の片づけまで手が回りません。
例え時間が多少あったとしても、学年末の仕事をやり終えた自分をリフレッシュさせたいし、ボーっとする時間もほしい。
何て言っているうちに、新年度を迎え、場合によっては異動。新しい学校で右往左往しながら新学期を始め
ることに。
だから、じっくり片づけに取り組むのは夏休みに。これの繰り返し。
そのため、日々の学習指導がやりにくくなっても我慢、我慢。あるいはこれが当たり前で、我慢していることにも気づかないんです。
本当に大変なことは学習指導と生活指導。片づけなんて手が回らないんです。
だったら、プロの手を借りてください。プロって言ったって、学校の現場を知っているプロは少ないです。
なので、この本はプロにとっても教科書なんです。
学校のことはよく分からないという片づけのプロの方も、このやり方でやれば片づきます。ここでいう片づけは、きれいになるというより、先生方が指導しやすい仕組み作り。
そうすれば、探す時間、戻す時間が減り、乱れなくなる。
そして、一番大事な安全な学校にしていけるんです。
ある方が「今度小6になる姪っ子がこの本に興味を持ちました」と言ってくれました。
ということは、高学年や中学生にとってもこれは教科書になるっていうことですね。そこまで考えていませんでした。
子どもたちが教室やクラブ活動で使うところを、こんな風に片づけの仕組みで整えていけたら・・・夢は広がります。
もっともっと、早く早く、日本中の学校が整いますように!!!
★片づけ・リメイク・DIYの相談に乗ります。「片づけたいけど何から手を付けたらよいか?」「捨てるにはもったいないけれど何かに利用できないか?」「ちょっとした隙間を利用して収納にしたい」などなど、暮らしのお困り事やアイデアが欲しい方も、お気軽にどうぞ。
整理収納のお問い合せ・お申し込みはこちらへ