人生一回りしたら、好きなことを楽しみましょう。ゆうゆう素敵に暮らすヒントをお届けする、くつろぎ空間クリエイターの伊藤寛子です。
今年3月にオープンした私設図書室「座・文庫」
図書室だったり、劇場だったり、談話室だったり、・・・多目的スペースでもあります。
この壁の1つ(といっても狭いスペースですが)ここを季節に関係のある本の展示スペースにしています。
8月はやはり終戦の日があるので、戦争に関する本を展示しました。
本が好きな孫娘でも、なかなか手に取ろうとはしないのですが・・・私は、戦争を忘れないようにしたいと思って、せめても自分だけはという思いでいます。
「へいわってすてきだね」というのは、沖縄に住む小学校1年生が書いた詩から生まれました。
当たり前のことが当たり前にできる幸せを強く感じた2011.3.11。その記憶も少しずつ薄らいでいく。
戦争だったら、今の日常の当たり前がどれだけ当たり前にならなくなるか、考えただけでも恐ろしいことです。
今、こうしてブログを書いていることも、パソコンを使っていることも、当たり前と思っていることができなくなる。
そんな今の平和を1年生の安里有生くんが朗読していることも胸を打つし、長谷川義史さんの素朴な絵も胸をつかみます。
孫たちはこの部屋にテントを張って、この中でお泊まりしました。今年は台風で行けなかったキャンプだったので、気分だけでも味わってもらおうとしたのですが、感想は「暑くて眠れなかった。」
キャンプ場は涼しいかもしれないけれど、災害や戦争だったら電気は使えないのよ。そういうことも考えて、こういうサバイバルを、経験してほしいと思っているのだけれど。
でも、こんな経験が活かせる時が来ないことを願っているのです。