建築は面白い 築90年のモダニズム住宅「聴竹居」

人生一回りしたら、好きなことを楽しみましょう。うゆう素敵に暮らすヒントをお届けする、くつろぎ空間クリエイターの伊藤寛子です。


「美の巨人たち」というテレビ番組で観て、これもすごーく行きたいところとなった京都山崎にある「聴竹居(ちょうちくきょ)」。

建築家藤井厚二氏の5番目の自邸は、築約90年とはいえ現代に通用する環境や暮らし、特に収納についてもよく考えられている住宅です。

室内の撮影は許可がないとできないので、しっかり目で観て、説明を聴き、メモをすることに徹したので、画像はHPからお借りしています。
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JR山崎から徒歩10分ほど、鬱蒼とした木立の中にある聴竹居は別荘の様に佇んでいます。そして、その緑をいかに楽しむかということに設計者は配慮しています。

室内から観る緑はパノラマ写真の様。左端で分かるでしょうか?コーナーがガラスです。同じく右側もガラスのコーナーで左右対称。椅子に座ったときには目の高さで緑が眺められます。地窓を開ければ、夏は涼しいですね。
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ここはダイニングルーム。といっても緩い壁と柵で仕切ってあるリビングと続いた空間です。
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このダイニングルームの奥はというと、やはり窓を開けると緑(紅葉)が目に入る設計。ガラス戸の桟もおしゃれです。
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今、発売中のCasaにも紹介されています。なんとここに座っていたのが桜井翔くん。

このダイニングの隣がキッチンですが、境はハッチになっていてそこからお料理を出していたんですね。食器を下げるときもここから。

そのキッチンの写真はありませんが、90年前とは思えない設備。そして収納。収納は造り付けで、当時の着物の女中さんのことをよく考えて高さや奥行きが考えられていました。

この部屋は客間です。天井や床の間、照明至るまでや家具に至るまで、全てを藤井氏が設計しています。

写真の右下の戸棚には、なんと蓄音機が仕掛けてあって、客人をもてなしたのだとか。                                              
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住宅といっても庶民にはほど遠い広さと豪華さがあった住宅です。今だってこんなに広い家など夢のまた夢。
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それはさておき、収納の観点から見ると、家具は極力置かず、造り付けになっているのも魅力でした。家財道具も持ち物も少なかったのでしょうね。

間取り図の中央にある三畳ほどの場所は小上がりになっていて、その段差のところにある小さな戸を開けると、外から涼しい風が吹き上がってくる仕組みが作られています。自然の風を上手く取り込んで、夏を快適にする工夫がなされていたという訳です。


やはり現地へ行って実際に観ないと分からないことがいっぱい。そして、聴かないと分からないことがいっぱい。

その説明をしてくれるのがご近所の方。地域ぐるみでこの建物を守っています。ときには講演会などのイベントもあるみたいです。

住宅は使わないとどんどん傷むといいます。たくさんの人の力を借りて90年以上も長生きできる住宅をみると、今の住宅も愛して手入れして長持ちさせたいもの。

きっと藤井厚二氏はこの家をとっても愛していて、手入れをしていたからこそ、今でもこうしてしっかり建っているのではないかと思うのです。

見学には予約が必要です。詳しくはHPを見てください。

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by yuyu_suteki | 2018-09-15 10:32 | 「住」 | Comments(0)

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